特別史跡安土城跡発掘調査20周年記念
平成21年度秋季特別展

「戦国の城−安土城への道−」

 
趣旨

 戦国時代、各地に勢力を誇った戦国大名たちは領国支配の強化を目指し、自身の居城を発達させている。一方、強力な戦国大名の登場しなかった畿内と近国では、寺社や村などが自分たちを守るため、寺社や村そのものを城塞化している。このように戦国時代は、地域色豊かな戦国の城が各地に誕生した時代であった。そしてこの戦国の動乱を天下統一へと導いたのが織田信長である。その信長が天下統一の拠点として築いた安土城は、戦国の城とは一線を画する画期的な城であった。高石垣の上に高層の天主がそびえ立つその姿は、後に全国に広まる江戸時代の城のモデルともいえるものである。
 この展覧会では、近年盛んに行われている戦国期城郭の発掘調査成果を紹介し、戦国期城郭の地域的な特徴を明らかにするとともに、特別史跡安土城跡発掘調査20年間の調査成果を総括して、近世城郭へとつながる安土城の特質に迫りたい。そして、戦国時代の城郭と安土城とを比較するなかで、安土城が誕生する歴史的背景についても探ることにしたい。

◆期間: 平成21年9月19日(土)〜11月8日(日)
◆会場: 滋賀県立安土城考古博物館 企画展示室
◆入館料 :

大人660(500)円、大高生500(350)円
小中生350(250)円、県内高齢者(65歳以上)260(180)円
※()内は20名以上の団体料金
※信長の館との共通券もあります。

◆主催: 滋賀県立安土城考古博物館・滋賀県教育委員会
◆主な展示資料(予定) 
 小田原城跡出土資料(小田原市教育委員会)
 北条五代記(当館蔵)
 小田原軍記(当館蔵)
 武田氏館跡出土資料(甲府市教育委員会)
 甲州古城勝頼以前図(恵林寺蔵・武田信玄公宝物館保管)
 山科古図(洛東高校蔵)、
 岐阜城跡出土資料(岐阜県岐阜市教育委員会蔵)
 斎藤道三画像(常在寺蔵)
 観音寺城跡出土資料(当館蔵)
 観音寺城絵図(当館蔵)
 郡山城跡出土資料(安芸高田市吉田歴史民俗資料館蔵)
 吉田郡山御城下古図(山口県文書館蔵)
 小倉山城跡出土資料(北広島町教育委員会)
 吉川氏館跡出土資料(北広島町教育委員会)
 安土城跡出土資料(滋賀県教育委員会蔵)
 近江国蒲生郡安土古城図(ハ見寺蔵)
 織田信長画像(淨厳院蔵・ハ見寺蔵)
◆関連行事  
 ●記念講演会 11月3日(祝) 13時30分〜15時  
演題:「戦国の城下町 信長の城下町」 
講師:大阪市立大学教授 仁木 宏氏
会場:当館2階セミナールーム(定員140名 先着順 入場無料)
 ●博物館講座

9月20日(日) 13時30分〜15時 
演題:「吉川氏の城と権力」
講師:広島県教育委員会指導主事 木村信幸氏
会場:当館2階セミナールーム(定員140名 先着順 入場無料)

 
織田信長画像(ハ見寺藏)
織田信長画像(ハ見寺藏)
安土城跡出土金箔瓦
安土城跡出土金箔瓦

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